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風力発電

 今もっとも注目されている再生可能エネルギーが何を隠そう、この風力発電(ふうりょくはつでん)です。風の力を借りて発電するこの風力発電ですが、設備投資にかかる費用がとても少ない上に、それなりに発電効率が良いという事もあってか、アメリカやドイツなどでは積極的に用いられている発電方式の一つとなっています。かつては船の推進力にも使われていたこの風の力ですが、最近では通常の風力発電に加え、洋上風力を利用した発電方法などもあり、陸上より安定で強力な風の力を利用できることから今注目が集まっています。ただ、洋上風力を利用する場合は建設維持コストは陸上風力より高くなってしまうというデメリットはたしかにあります。しかし、日本では陸地で風の吹くところがあまり多いとはいえないので、こうした洋上風力の利用が積極的に望まれることだろうと思われます。ちなみにデンマークではこの風力発電によって国内の三分の一の電力をまかなっているそうです。

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効率の良い風力発電

 水力発電の次にエネルギーの採算性が高いのがこの風力発電である訳ですが、実際にどのくらい効率が良いかと言うと、「2500-5000kw級の大口径風車・電池コストを考えないという条件であれば」天然ガス火力発電や原子力発電と競争可能なほどコストが低い、最近では、アメリカのシェールガス乱堀でガス価格が下がっている事もありますが、そういった条件を加味したとしても、風力発電は非常に安く、そしてクリーンなエネルギーだといえるでしょう。

 ドイツに関しては、開発適地(発電に適した場所)が枯渇したため頭打ちになってしまっていますが、アメリカと中国に関しては風力発電の設備容量を大幅に増やし、両国とも日本の水力発電で生まれる電気量

を大幅に超えているのです。さらに、この風力発電を大々的に利用しているデンマークでは、風力発電自体にかかる経費が20年間の間に80%以上も削減されて、通常の電力と競争可能な水準まで値段が低下しました。さらにここに温暖化対策費まで加えると通常の石炭火力よりも一桁分、風力の方がコストが低いという試算もあるらしいです。まさに、最も効率的な再生可能エネルギーだといってものになっているというわけです。

 さらに風力発電に関しては一度設置してしまえば、その後は、化石燃料の価格変動による影響がほぼ保守費用などに限られるため、その分事業が安定化する利点があるとのことです。価格の大幅な上昇といった化石ガスにありがちなリスクが、全くないという素晴らしいエネルギーだともいえるでしょう。

日本

 しかし、日本では欧米諸国と比較するとこの風力発電は普及が進んでいません。理由として、台風に耐えうる風車を施設すると欧米と比較してコストが上がることや、大量の風車を設置できるだけの平地の確保が、国土が狭いため確保不能だということが上げられます。また、厳しいことに元々日本では太陽光発電をクリーンエネルギーとして重視してきたという歴史がある為(太陽光発電はとてもコストが高いが)大々的に風力を始めることが出来ないともいいます。さらに、日本の電力会社は風力発電事業に消極的であることもあり、その事業が進んでいないという側面もあるでしょう。しかし、現在では、自治体による「自治体風車」や市民グループによる「市民風車」等のプロジェクトの取り組みが進んでいるといいます。ただ、風車が丸ごと落ちるといった事故も起きている為、今後の展開が期待されることでしょう。

太陽光発電が気になるあなたへ

羽の無いタイプのものもある

 最近では羽の無いタイプの風力発電設備もあると言います。風邪により振り子が揺れて、それにより発電用のタービンが回るという仕組みで、バードストライク(鳥が羽にぶち当たる)といったリスクを回避できる上、強風にも強いため、日本での導入が期待される代物となっています。これはスペインのスタートアップである「ヴォルテックス・ブレードレス(Vortex Bladeless)」という名の風力発電機で、材料は従来の風力発電の設備と同じでありながら、四〇%のコストダウンが可能だというものだそうです。本当にこれからの風力発電の発展が期待されるものとなっています。